さまざまな自家焙煎店での豆の価格差
- FLAT COFFEE ROASTERS
- 2024年8月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月18日
皆様がお住いの駅の近所や観光地の一角によくある自家焙煎コーヒーのお店。多くはイートインやテイクアウトが中心で、焙煎豆の販売も兼ねている事と思います。しかしお店によって同じ銘柄の豆でも価格がまちまちだったりしますよね?
価格を決める背景として、主には以下の経費が転嫁されてくるわけです。
①納入価格②地代家賃③光熱費④人件費⑤包装費⑥管理費⑦決済その他手数料・・・etc
これら全てを加味して、100g当たり〇〇円、1杯当たり〇〇円と最終提供価格になってきますので、どのお店も同じ価格、というわけにはならないんです。利益なんて1杯数十円から1袋百数十円程度でしかありません。
私もいくつもの自家焙煎珈琲店を回ってきましたが、どのお店に関しても価格背景を理解しているので決して「高すぎる」と思った店舗は一店舗もありません。特に個人店なんかは大儲けしているお店はほとんどなく、どこもオーナーが「ただただコーヒーが好き」だったり「こだわり」部分が強いからこそ、何とかやっていけてるようなお店ばかりです。
消費者側に話を戻すと、多少の価格差はあれど数百円でリラックスできて幸福感を得られるコーヒーを口にできる環境って、恵まれていると思いませんか?
当店も頑張って多くの皆様に良質な焙煎豆を提供すべく、そしてスペシャルティコーヒーが日常に普遍的にある光景に少しでも寄与できるよう、ブレる事無く日々精進していきます。
以下余談
このブログをご覧頂いてる方は、コーヒーが好きな方だと思いますので十分ご理解頂いてるかとは思いますが、当店含む上記で触れた様な自家焙煎珈琲店とスーパーで販売しているようなパッキングから数ヶ月経過した豆とで価格比較をされても、そもそも入手経路から焙煎に至るまでの鮮度やオーナーのブレンドに対してのこだわりや研究労力等々、比較する対象にはなりません。よって、同じ「コーヒー豆」というカテゴライズのみで「スーパーのほうが安い」とお考えの方については、スペシャルティコーヒーについては理解できない領域かと思いますので、今まで通り格安のコーヒーをご購入頂くことを強くおすすめします。
皮肉や嫌味ではなく、それで満足度を得られるのであれば、それがベターな選択肢だと考えます。
でもやっぱり現地生産者の事を想像しながら、焙煎して日が経過していない良質なコーヒーを飲んでほしいなぁ・・・なんて思います。
早くハーレー直らないかな。
